生理前や生理中になると肌が荒れてつらい…
生理前や生理中になると、肌が荒れてボロボロ…。鏡を見るたびに「また来たか…」ってがっかりしますよね。
その肌荒れ、女性ホルモンが関係しているかも…。
女性ホルモンは、私たちの心や体にさまざまな影響を与える大切な存在です。特に、肌の状態には大きく関わっています。
この記事では女性ホルモンと肌の関係について、トラブル別のケア方法をわかりやすく説明しながら紹介します。
女性ホルモンって何?
女性ホルモンは、主にエストロゲンとプロゲステロンという2種類があります。
- エストロゲン 肌の潤いやハリを保ち、お肌をしっとり滑らかにしてくれる役割がある
- プロゲステロン 妊娠をサポートするホルモン。体内の水分や皮脂のバランスに影響し、時には肌トラブルの原因になることも。
この2つのホルモンは、月経周期に合わせて増減するため、肌の調子もそれに連動して変化します。
生理前になるとホルモンバランスが乱れやすく、これが原因でニキビや乾燥などの肌トラブルが起きることが多いんです。
肌トラブル別の原因とケア方法
ニキビができやすい
特に月経前、プロゲステロンの影響で皮脂分泌が増えるため、毛穴が詰まりやすくなりニキビができやすくなります。
ケア方法
- 洗顔 優しく洗うことを心がける。こすらず、泡で包むように洗うのがポイント
- 保湿 油分が少なめの化粧水やジェルで軽く保湿を。乾燥しすぎると逆に皮脂が増えることも
- 食事 脂っこいものや甘いものを控え、野菜やビタミン豊富な食材を意識して取ると◎
肌が乾燥する
月経後から排卵期にかけてエストロゲンが増える時期は肌が潤いやすいですが、逆にエストロゲンが減る月経前や生理中は乾燥しやすくなります。
ケア方法
- 保湿重視 セラミドやヒアルロン酸が含まれた化粧品を使って肌を守る
- 室内環境 冬場は加湿器を使ったり、水分をこまめに取ることで乾燥を防ぐ
- 生活リズム 睡眠不足やストレスも乾燥の原因になるので、規則正しい生活を心がける
肌が荒れやすい・敏感になる
ホルモンバランスが乱れると、肌のバリア機能が低下して赤みやかゆみが出ることがあります。
ケア方法
- 刺激を避ける 新しい化粧品や強いクレンジング剤は避けて、敏感肌用のアイテムを選ぶ
- お風呂 長時間の熱いお湯は肌に負担がかかるので、ぬるま湯で短めの入浴がおすすめ
- リラックス ストレスは肌に影響するので深呼吸や軽いストレッチなど、自分なりのリラックス方法を見つけてみる
症状によって対策は変わるけど、やっぱりストレスを溜めないことが大事なんだね
低用量ピルを考えてみるのもひとつの方法
女性ホルモンのバランスが乱れると、肌トラブルだけでなく体調全般に影響が出ることがあります。
そのため、女性ホルモンのコントロールをサポートしてくれる方法として低用量ピルを検討する方も増えています。
低用量ピルは、月経周期のリズムを整える助けとなり、生理痛の軽減や月経前の不快な症状の緩和に役立つこともあります。
また、肌の調子が安定することを実感する人も多いと言われています。
ただし、低用量ピルは医師の診察を受けたうえで、自分の体に合ったものを処方してもらうことが大切です。
気になることがあれば、まずは婦人科で相談してみてくださいね。
おわりに
「また肌が荒れちゃった…私が悪いのかな?」って思いがちだけど、そんなことは全然ありません。
「肌トラブルがある=自分が悪い」ではありません。
ホルモンバランスは自分で完全にコントロールできるものではないので、少しずつケアしていくことが大切です。
女性ホルモンと肌の関係を知ると、「どうして今、肌が荒れているのかな?」という疑問が少しずつ解決していくはずです。
肌は一人ひとり違うので、自分に合ったケア方法を見つけることが大切です。
焦らず、優しく、肌と向き合っていきましょう。