生理中や生理前に頭が痛くなると、仕事や勉強にも支障が出ますし、旅行などのイベントと被っても憂鬱ですよね。私も以前、予定を全部キャンセルする羽目になってガッカリしたことがあります。
なんで頭痛がするの?どう対策したらいい?
今回はそういった疑問にお答えします。
生理中の頭痛の原因
生理中に頭痛が起きるのは、主にホルモンの変化が原因です。
特に、エストロゲンという女性ホルモンの量が関係しています。
詳しく説明していきます。
エストロゲンとは?
女性ホルモンの一種で、主に卵巣で作られます。(男性の体にも少量ですがエストロゲンがあり、体の正常な機能に貢献しています)
思春期に分泌が増え、第二次性徴をサポートしたり、妊娠しやすい体を作ったりします。
更年期と呼ばれる年齢になるとエストロゲンは減少し、この変化が骨粗鬆症や心臓の病気になるリスクを高めることがあります。
ホルモンの変化
生理前から生理中にかけて、エストロゲンの量が急に減少します。
このホルモンは血管や脳の働きにも影響するため、急激な変化が頭痛を引き起こすことがあります。
プロスタグランジンの影響
生理中、子宮が収縮して経血を外に出そうとするためにプロスタグランジンという物質が作られます。
プロスタグランジンとは?
私たちの体の中で作られる「ホルモン」に似た物質のことです。
病気やケガをした時、炎症が起こります。この炎症は体が病原菌やケガに立ち向かっているサインです。プロスタグランジンが増えることで体に痛みや腫れを感じさせ、私たちは体に注意をむけたり休んだりすることができるようになっています。
この物質は血管を広げたり炎症を引き起こすことがあり、それが頭痛の原因になる場合もあります。
ストレスや疲労も関係
生理中は普段より疲れやすく、ホルモンバランスの変化によってイライラやストレスも増えがちです。
これらが重なると、頭痛を引き起こしやすくなります。
対処法
生理中に起こる頭痛の対処法をまとめました。
十分な休息
しっかり睡眠をとることで体の回復を助けます。
体に優しい食事を取る
痛み止め
市販の鎮痛薬(イブプロフェンなど)が効果的な場合もあります。
服用するときは説明書をよく読んで用法・用量を守りましょう。
医師に相談
頭痛がひどい場合は、婦人科や頭痛外来で相談してみましょう。
低用量ピルや漢方薬を処方してもらうことで良くなる場合もあります。
おわりに
生理中の頭痛は決して珍しいことではありません。
でも、辛さは人それぞれ。特に「これはもう耐えられない!」ってくらい痛いときは、家族や友達、職場の同僚に話してみてください。
無理せず助けを求めるのも大事なことです。
自分の体調を知って、少しでも快適に過ごせる工夫をしていきましょう。
あなたが少しでも楽になりますように!