生理中はホルモンバランスの変化により、心身に様々な不快な症状が出ることがあります。
不快な症状のひとつに「イライラする」「気分の浮き沈みが激しい」などが挙げられますが、運動をすることで気持ちが軽くなることも。
今回は生理中におすすめの運動と、避けた方がいい運動を紹介します。
無理のない範囲でやってみてね
生理中におすすめの運動
どれも簡単に出来るものばかりでおすすめです。
ストレッチ
ストレッチは、体をゆっくり伸ばす運動です。
肩や背中、足の筋肉を軽く伸ばすことで、血行が良くなり、リラックスできます。
他にも筋肉の疲労回復や、姿勢の改善に効果があります。
例えば、座ったまま腕を頭の上に上げて伸ばしたり、足を前に伸ばしてつま先に手を伸ばす動きが簡単で効果的です。
ポイントは、「ゆっくり、ていねいに」を心掛けることです。
1日に行うストレッチの時間は、一般的には10~20分程度が効果的とされています。
毎日少しずつでも続けることが大切ですので、無理なくできる範囲で取り入れてみてください。
ウォーキング(散歩)
外を歩くだけでも、気分がすっきりします。
無理に早く歩く必要はなく、近くの公園や家の周りをリラックスして歩いてみましょう。
歩くことで血のめぐりが良くなり、痛みやイライラもやわらぎます。
真夏や真冬は長時間の散歩は避け、気温への対策をしっかり行いましょう。
他にも、ウォーキングには
などの様々な嬉しい効果があります。
1日30分から1時間を目安にすると効果的ですが、時間が無い人は通勤中や買い物の時に出来るだけ歩くことを心がけるだけでも充分です。
ヨガ
ヨガは、ゆっくりした動きと深い呼吸でリラックスできる運動です。
例えば、座って背筋を伸ばし、ゆっくり深呼吸をするだけでも気持ちが落ち着きます。深い呼吸で集中力がアップしたり、自律神経が整う効果もあります。
また、「猫のポーズ」や「子供のポーズ」など、体に負担の少ないポーズが生理中におすすめです。
1日20~30分が理想的ですが、時間がない場合は10分でもOK。
初心者の方は朝や夜に10分間簡単なポーズをするだけでも効果が期待できます。
ゆっくり腹式呼吸をするだけでも気持ちが楽になることあるよね
控えた方がいい運動
生理の症状や重さには個人差があります。
生理の症状が軽く、平気な人があえて控える必要はありませんが、体に負担がかかりすぎるものや、体温を急激に上げてしまう運動はおすすめしません。
激しいランニングやダッシュ
生理中は体が普段より疲れやすくなっています。
激しいランニングやダッシュは心臓に負担をかけるうえ、疲労感が増してしまうことがあります。
重い負荷をかけた筋トレ
重いダンベルやバーベルを使った筋トレは、腹筋や背筋に大きな力がかかり、生理痛がひどくなることがあります。
軽いストレッチや簡単なエクササイズにとどめておくのが良いでしょう。
ジャンプを多用する運動
エアロビクスやバレーボールなど、ジャンプをする動きは骨盤周りに衝撃を与えるため、生理中には不快感や痛みが増すことがあります。
生理が終わってから再開するのがおすすめです。
おわりに
私は歩くときに姿勢を正すことを心掛けています。
また、背すじをのばして腹式呼吸を心掛けるだけでも、不思議なことに生理中の気分の落ち込みが少しマシになったりします。
あとはストレッチ。侮れません。
私はせっかちな性格なので、毎回パッと終わらせてしまっていました。
その時は「ストレッチ、そんなに効果は無いかなあ」と思っていましたが、ちゃんと時間を数えながらゆっくりとすることで、体がポカポカと温まり、筋肉の伸び具合が変わって驚きました。いつでもどこでも出来るストレッチ、おすすめです。
無理のない範囲で、簡単にできるものをちょっとだけ日常に取り入れてみてください。
あなたの毎月の憂鬱が少しでも楽になりますように。