PMS(月経前症候群)については、こちらの記事で詳しく説明しています。
生理前に体調を崩したり、メンタルが不安定になるPMS(月経前症候群)。
ただでさえ生理中は辛いのに、生理前まで…と憂鬱な気持ちになりますね。
今回は、そんなPMS(月経前症候群)の症状を緩和する食べ物を紹介します。
食べ物以外の対策については前途の記事をご覧ください。
イライラや不安な気分に効く食べ物
PMSによるイライラや不安感を和らげるためには、栄養バランスの取れた食事が大切です。
ビタミンB6、カルシウム、マグネシウムには精神を安定させる働きがあると言われています。
ビタミンB6
セロトニン(幸せホルモン)の生成を助け、気分を安定させる働きがあります。
ドーパミンやアドレナリンなどの神経伝達物質の合成にも関わっています。
ビタミンB6を多く含む食べ物
- カツオやマグロなどの魚類
- レバーなどの肉類
- バナナ
乳製品、青魚、きのこなどのビタミンB2を多く含む食物と一緒に摂ることで働きが活性化します。
カルシウム
筋肉の収縮と弛緩を調整したり、イライラを抑える効果があると言われています。
カルシウムを多く含む食べ物
- しらす干し、干しえびなどの小魚
- ヨーグルト・チーズなどの乳製品
- 小松菜・モロヘイヤなどの野菜類
卵、紅鮭、きのこなどのビタミンDを多く含む食物と食べると吸収率が高くなり、より効果的です。
マグネシウム
カルシウムと協力して筋肉の働きを調整する役割や神経の伝達を正常に保つ働きをしており、神経を落ち着かせる作用があります。
マグネシウムを多く含む食べ物
- のり・ひじき・もずくなどの海藻類
- エビ・かつおなどの魚介類
- きなこ・納豆・木綿豆腐などの豆類
- ごま・アーモンド・くるみなどの種実類
- ほうれん草・ごぼう・アボカドなどの野菜類
セロトニン(トリプトファン)
幸せホルモンと呼ばれるセロトニンはトリプトファンというアミノ酸から作られています。セロトニンは気分を和らげる助けになります。
トリプトファンは体内で作ることができないため、食事から摂取する必要がある必須アミノ酸です。
トリプトファンを多く含む食べ物
- 鶏胸肉、牛・豚・鶏のレバー
- 魚
- 卵
- 納豆、味噌
- バナナ
- ナッツ類
よく噛んで食べることもセロトニンの働きを刺激してくれるらしいです
控えた方が良い食べ物
白砂糖を多く含むもの
白砂糖の糖分は血糖値を急激に上昇させます。
血糖値が急激に上昇すると一時的に気分が落ち着きますが、その後の下降も急になり、疲労感や情緒不安定な症状が出てきます。
糖分はお菓子、ファーストフードの他にもご飯、パン、パスタなどの炭水化物にも多く含まれています。
お菓子、ファーストフードは控え、ご飯などの主食をいつもより量を少し減らし、一緒に野菜を食べるといいでしょう。
食べ物だけでなく、清涼飲料水などの飲み物にも糖質は多く含まれています。
飲み物は水やハーブティーがおすすめです。
おわりに
PMS(月経前症候群)の症状を和らげる食物を紹介しました。
食べ物のほかにも、よく噛んでゆっくり食べたり、食べ過ぎないことも有効です。
生理前、生理中と食べ物が制限されるのはつらい方は、無理のない範囲で試してみてください。
ストレスも生理に影響を与えるので、我慢し過ぎずにいきましょう。
生理中におすすめの食べ物、控えた方がいい食べ物についてはこちらで説明しています。